センサ(変換器)
当社のセンサは大きく分けて2つあります。 まず、機械的な微小な変化(ひずみ)を電気信号として検出するひずみゲージです。次に、ひずみゲージを応用して、各種物理量(荷重、力、圧力、加速度、振動、変位、トルク等)を電気信号に変換するひずみゲージ式センサ(変換器)です。 当社は日本で初めて(1951年)ひずみゲージを国産化し、製品化しました。ひずみゲージは、機械、自動車などの移動体、電気、電機、土木建築、医学、食品など幅広い業界で活用されています。 また、ひずみゲージ式センサ(変換器)は、研究開発から生産現場まで多岐にわたる用途で採用されています。
ひずみゲージ
金属は変形すると電気抵抗が変わります。この性質を利用したものがひずみゲージです。一般に金属の電気抵抗の大きさは断面積に反比例し、長さに比例します。金属線を引っ張ると、断面積は減少し、長さは増加するために電気抵抗は大きくなります。 また、圧縮すると電気抵抗は逆に小さくなります。金属の伸びまたは縮みと電気抵抗の変化は、一定の定数をもって比例します。 ひずみを測定したい材料や構造物にこの金属線をしっかりと接着すれば、構造物の伸び縮みに従って金属線も伸び縮みするので、その電気抵抗の変化を測定することで材料や構造物の伸び縮み、すなわち「ひずみ」を求めることができます。
ひずみゲージの原理
ひずみゲージの原理
ひずみゲージ式センサ(変換器)
ひずみゲージ式センサは、様々な物理量を電気信号に変換するセンサです。起歪部にかかる物理量(力、圧力、加速度など)またはひずみを電気信号に変換するため、変換器とも呼ばれます。起歪部とは、外から加わ る物理量を、ひずみゲージが検出できるような機械的なひずみに変換する部分です。例えば、ロードセルという荷重を測るセンサの場合、起歪部は金属製の梁や柱のような形状をしています。この梁に荷重がかかると、梁がわずかに変形し、その変形量(ひずみ)をひずみゲージが検出します。 なお、ひずみゲージ式センサの出力はひずみゲージの出力のため物理量に換算する必要があります。
ひずみゲージ式センサ(変換器)の測定ひずみ値(出力電圧)から物理量への換算
ロードセルの構造例
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