
アジアクリエイト株式会社
労働災害を1件でも減らしたい アジアクリエイトの安全体感装置に導入された ロードセルと表示器
登場人物



「ロードセル」を組み込んだ安全体感装置で事業拡大
―アジアクリエイトの事業内容を教えてください。
筒井:弊社の事業には2本の柱があります。1つは、お客様の生産設備、いわゆる‟専用機“の設計から組み立て、据え付けまでを一貫して行っていて、お客様のニーズに合わせて多種多様な専用機を製作しています。 竹之下:もう1つの柱は、安全体感装置の開発です。労働災害を擬似的かつ安全に体感できる装置で、その装置を使って安全教育を行う企業が増えています。最近は、国内に限らず、海外での需要も伸びていて、日系企業だけでなく、その国のローカル企業から問い合わせをいただくこともあります。たとえば、メキシコやインド、マレーシア、香港、ポルトガルなどの企業ですね。単に装置を製作するだけでなく、弊社の安全体感研修センターで安全教育の研修を行ったり、装置をレンタルしたり、出張教育を行なったりと、幅広いサービスを展開しています。

―アジアクリエイトの事業に、共和電業はどのように関わっているのでしょうか?
中島:安全体感装置に関して言うと、物体にかかる力を計測できる「ロードセル」と、各種計測データを表示する「表示器」を導入しています。物体が落下した時の衝撃を計測する装置と、横からの衝撃を計測する2つの装置からはじまり、そこから派生して、ロードセルを組み込んだ小型の「落下衝撃測定安全体感装置Light」を製作したところ、これが爆発的にヒットして、弊社の安全領域におけるビジネスのターニングポイントとなりました。

筒井:共和電業さんの製品を選んだのは、ロードセルや表示器を調達するにあたり、価格や納期がうまくマッチしたのがきっかけです。もちろん、数社に見積りを依頼しましたが、その中で、弊社のニーズに最も合致したのが共和電業さんでした。

―共和電業の製品の魅力を教えてください。
竹之下:ロードセルにしても、表示器にしても、機械としての信頼性については申し分ありません。これまで大きな故障が発生したことはありませんし、耐久性という意味でも、不安を感じたことはないですね。ロードセルを組み込んだ落下衝撃測定安全体感装置Lightが売れ筋の製品となっていることもあり、弊社にとって、共和電業さんの製品がなくてはならない存在なのは間違いありません。

何でも相談できる、安心して任せられる
―共和電業のサポート面はいかがでしょうか?
筒井:販売代理店の共立計販さんを含めて、とにかく対応が素晴らしいです。納期を早めてほしいという依頼や、装置に不具合が発生したので対応してほしいという相談など、お客様からいだたくさまざまな要望に迅速に応えなければなりませんが、そうした時の共和電業さんの対応が細やかで、丁寧で、感心するばかりです。 「これなら、安心してお任せできる」と、日々感じています。 中島:以前、安全体感装置に不具合が発生した時も、すぐに駆けつけてくれて、原因究明に2、3時間、ずっと付き添ってくれたのが印象に残っています。 また、ケーブルを特注したのですが、そうした特注対応も快く引き受けていただいて、弊社としてはとてもありがたいですし、選定もしやすいですよね。何でも相談できるし、安心して任せられる。そこが、「共和電業さんを選んで本当によかった」と感じる部分です。

共和電業との協業が、海外展開の原動力に
―今後の展望を教えてください。
筒井:労働災害を1件でも減らしたい。日々そう考えながら仕事をしていて、今後は、国内はもちろん、海外展開にもさらに力を入れていきたいと考えています。海外の展示会にも積極的に参加していきたいですし、弊社の安全体感装置が海外でも受け入れられれば、会社としてはどんどん伸びていくのかなと思います。
―共和電業に期待することはありますか?
竹之下:よりコンパクトで、それでいて高めの荷重を計測できる新しいロードセルの開発など、共和電業さんには今後も技術革新を続けていってもらいたいです。そうした技術革新が、新しい安全体感装置の開発にもつながっていくはずですし、弊社の海外展開を加速させる、大きな原動力となるはずですから。 中島:「お客様からこんな要望をもらって」「こんな製品作れませんか?」といった具合に、たくさん相談させてもらいながら、これからも手と手を取り合って、互いに前進していけたらうれしいです。「昨日と違う明日の創造」のために。

「落下衝撃測定安全体感装置Light」を共和電業社員が体感

アジアクリエイトにとって、ビジネス拡大における1つのマイルストーンとなった落下衝撃測定安全体感装置Light。人間の指に見立てた割り箸をケースの中に差し入れ、そこに鉄板を落下させるというものですが、実際に体感してみると、その衝撃の大きさに驚かされます。容易く折れた 割り箸を見つめながら、「これが人間の指だったらと思うと、恐ろしいですね」と共和電業社員。

荷重の大きさは表示器に示された数値でも確認できましたが、実際に体感することで、労働災害の危険性を知識ではなく、本当の意味で理解することができました。
落下衝撃測定安全体感装置 Light
落下衝撃測定安全体感装置 Light [ACSEL 5151]
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