デジタルテレメータ
MRS-100 シリーズ

MRS-100シリーズは、デジタル変調で安定した通信が行える小型な無線ユニットで、ひずみゲージ式センサや熱電対、電圧を手軽に無線化できます。自動車関連など実験研究分野での高速現象にも対応し、ほぼリアルタイム（低遅延）で測定が可能です。また、生産ラインに組み込み、品質管理に用いる荷重や圧力などのセンサを無線化し、生産性の向上に役立ちます。

特　長

Point.01動き回る物体でも計測可能

移動する物体や配線できない場所での試験などで、測定物の動きを阻害するケーブルの無線化に貢献し、様々なフィールドで活用できます。

無線なので回転体を測定可能

Point.02狭い場所でもラクラク設置!

送信部は従来機に比べさらに小型化し、狭い場所でもラクラク設置。また、連続使用時間も最大34時間となり、さらに便利になりました。

従来機とMRS-100シリーズ比較

Point.03海外でも使用できるテレメータ

障害物の無い環境で50m（見通し）まで送信し、環境によりアンテナ延長などフレキシブルに選択できます日本、米国、中国、インド、タイ、台湾、EUの電波認証取得をしています。

Point.04素早い現象にも対応！

応答周波数はDC～370Hz、サンプリング周波数4.8kHzと、動的な測定にも追従し、ほぼリアルタイムでデータ通信します。
そのため、自動車関連やスポーツなど実験研究分野での高速現象にも対応し、試験データの送信が可能です。

Point.05無線通信の信頼性

複数の受信アンテナを用いて同一の無線信号を受信し、より受信状況の良い受信アンテナの信号を優先したり、複数の受信アンテナで得られた無線信号を合成したりすることで、無線通信の信頼性向上を図る方式をダイバーシティ受信方式と言います。
MRS-100シリーズでは、空間ダイバーシティ方式と偏波ダイバーシティ方式の2方式をご利用いただけます。

また、MRSで使用する周波数チャネルの電波状況を見える化する電波チェック機能を搭載しており、無線LAN等、他の2.4GHz帯使用機器からの電波干渉が少ない、より良い周波数チャネルを選択して測定が可能です。
また、他のMRSが使っている周波数チャネルが分かっている場合、予めそれらの周波数チャネルを外して電波チェックする機能もあるため、最適な測定環境の設定が行えます。

電波チェック機能

Point.06耐遠心加速度

MRS-101Bシリーズは耐遠心加速度3000Gを有しており、大きな遠心力がかかる試験においてもご利用いただけます。

耐遠心加速度試験

※遠心加速度のかかる環境でご使用の際は安全のため、飛散防止の保護カバー等をご使用ください。

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仕　様

操作性は、より直感的に

PCを必要とせず、受信機のボタン操作のみで測定開始できます。レンジ設定後①BAL、②CHECK、③STARTの順に押すだけで測定開始。④STOP以外のボタンにキーロックがかかるので、測定中の誤動作を防げます。

送信機

ラインナップ
型式名	MRS-101B-S	MRS-101B-V	MRS-101B-T	MRS-104A-S
チャネル数	1			4
測定対象	ひずみゲージ^※1、ひずみゲージ式変換器	電圧	熱電対	ひずみゲージ^※1、ひずみゲージ式変換器
サンプリング周波数	4.8 kHz		50 Hz	最大4.8 kHz^※2
測定レンジ	1000～25000 × 10^-6ひずみ^※3	5, 10 V	K, T, N, J型対応	1000～25000 × 10^-6ひずみ^※3

4ゲージ法対応, その他のゲージ法ではブリッジアダプタ, ブリッジボックスを使用のこと
測定チャネル数1：4.8 kHz, 測定チャネル数2：3.2 kHz, 測定チャネル数3：2.4 kHz, 測定チャネル数4：1.92 kHz
1000, 2500, 5000, 10000, 25000 × 10^-6ひずみ

受信機

ラインナップ
型式名	MRS-114A	MRS-111B
チャネル数	4	1
対象送信機	MRS-101A-S, MRS-101A-SE, MRS-101A-V, MRS-101B-S, MRS-101B-V, MRS-101B-T, MRS-104A-S	MRS-101A-S, MRS-101A-SE, MRS-101A-V, MRS-101B-S, MRS-101B-V, MRS-101B-T
通信距離	50 m（見通し最大）